イギリス人の父と日本人の母を持つ山崎エマ監督。大人になりアメリカに暮らしていた彼女は、日本の公立小学校で学んだ“規律と責任”が、自身の原点に大きな影響を与え強みとなっていることに思いあたり、そこを舞台に映画を撮ることを決意する。公立小での、しかも長期撮影は前代未聞ながら、撮影は、1年、150日、700時間に及んだ。私たちがあたりまえにこなしてきた学校での掃除や配膳を、こどもたち自身が担う国は、実は少ない。本作に寄せられる諸外国からの高い関心や賛辞は、そんな日本特有のシステムへの興味を物語っている。
監督: 山崎エマ
出演: